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人の死には慣れていた。 数えきれないほどの人を殺めて来たから。 でも、仲間の死は、違った。 仲間というものを知るのが遅かったからか。 あまりに重すぎた。 そして、悲しかった。 悔しかった。 知りもしない殺めた相手が憎かった。 色んな感情が込みあげて、たまらなかった。 そして、あまりに非力だった自分が一番憎かった。 今何を想っても、何も変わらないのはわかってる。 でも、……どうしても考えてしまう。 一人だけじゃない。 何人もの人がこの戦争で命を落とした。 それは決して軽いものではない。 今まで命というものを軽く見てきたわけじゃない。 それなのに、仲間の死というものだけは、今までと違って…。 腹の底にズシンと来るような、そんな気持ちになった。 謝罪の言葉が頭の中をぐるぐる回って、 ごめんなさい、ごめんなさい。 ボクが強ければ。早く気付いていれば。 ごめんなさい、ごめんなさい。 ボクは、誰に謝っているんだろう……。 もう、居ないのに……。 それでも、ごめんなさい、ごめんなさい、………。 PR COMMENTS
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